さて、初任店では日に日に仕事のできなさが露見していきやり辛くなっていましたが、ある日大きな支店への転勤が決まりました。
その支店は50人規模の比較的大きな支店で、すでに働いていた同期から癖の強い人ばかりと聞いていたので、転勤が決まった時は戦々恐々としていましたが、今思えば銀行生活の中で一番楽しく仕事ができていたような気がします。
もちろん仕事ぶりがポンコツなのは変わらなかったのですが、前より楽しく仕事に行けていたのはこんな理由だったのかなと思います。
◎仲のいい仕事のできる同期がいた
これは一番大きかったです。とても明るい子で私のとんでもないミスもいつも笑ってネタにしてくれましたし、周りの先輩や上司、パートさんとの関係もばっちり築けていたので仲も取り持ってくれ、前の店舗ではあまり馴染めなかった私もこの職場にはすぐ馴染むことができました。
◎若手の先輩がたくさんいた
とてもフランクな若手の先輩が多く、わからないことを遠慮なく聞ける雰囲気がありました。私は物覚えが悪いので何度も聞いてしまうこともありますが先輩の人数が多いのでいい感じに分散させて聞けたのもよかったです。
◎上司との相性が良かった
全店舗の上司はとても優しく人格者だったのですが、この支店で初めて上司になった女性は仕事はできるけど言い方がきつい、全部自分でやってしまうようなところがあって評判はあまりよくありませんでした。でも私がミスをしても「やれやれ今度はなにしたのもう」という感じで激怒されたり心配されたりせず、呆れながらも一緒に尻ぬぐいしてくれて「またやってきな」と送り出してくれる、そんな感じだったので私にとっては非常にやりやすかったです。
やっぱり相性って大事ですね!
比較的楽しく仕事ができていたのは、やはり人間関係が大きかったな~と感じます。
ただ、やはりミスをすることは多かったので周りの同期と比べて自分だけ初歩的な仕事からレベルアップさせてもらえない状況はありました。今思うとちょっと情けない・・・(;O;)
そんなこんなでなんとか仕事を続けていた中、私は県外に住んでいる彼氏と結婚することになりました。
まだ働き始めて年数も浅かったですし、もう少し銀行員を続けたいという思いもあり引っ越し先の県にある別の支店に転勤することに決めました。
そこでは今まで携わったことのないローンの業務をすることになるのですが、今思うとここで自分の適性を考えなおして別の職種に転職しておけばよかった・・・と心の底から後悔しています(´;ω;`)